2010年1月16日

小沢一郎氏の秘書だった石川議員が、ついに東京地検特捜部によって逮捕されました。

もちろん事件の真相はまだ闇の中です。白か黒かはまだ断定できません。政治的な動機にもとづいた「国策捜査」の可能性もあります。

しかしこの強制捜査によって、地検と小沢一郎氏が全面戦争の状態になったことは間違いありません。 現職議員の身柄を取るからには、地検には相当な自信と覚悟があるはずです。

これまで石川氏は小沢氏をかばうために、任意の事情聴取で必死に嘘をついたり黙秘をしたりしてきたのかもしれません。

ところが検事の前でそういう態度を取り続けると、確実に身柄を取られます。石川氏は拘置所で眠れぬ夜を過ごし、小沢氏を最後までかばい続けるべきかどうか、悩んでいるところだと思います。

また石川氏が思いつめて自殺することを防ぐという意味もあったと思います。なにしろ時の最高権力者がからむ問題ですから、36歳の石川氏へのプレッシャーは相当なものがあるはずです。

最後まで小沢氏をかばい続けて、起訴されて有罪判決を受けて前科者になるか。それとも検察に協力して、全面自供し小沢氏を裏切るか。どちらにしても苦しい選択です。

ところで最後まで「親分」をかばって有罪判決を受ける元議員秘書は「親分」からその後面倒を見てもらえるのでしょうか。それとも捨て石になるのでしょうか。

まだ童顔の石川議員の写真を見てそんなことを考えました。